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社員インタビュー

Interview
  • 照下 博之 タケサン株式会社 企画開発部
  • 中島 徹 株式会社 島醸 製造部
  • 平井 誠 タケサン株式会社 営業本部 大阪支店

照下 博之

Hiroyuki Terushita 50代

タケサン株式会社 企画開発部 副部長 兼 開発課長(1994年中途入社)

自分が作ったものが出荷されて、お客様に喜んでいただけることが嬉しい

大学で化学工学を専攻した後、リゾートホテルチェーンに就職しました。就職して何年か経ち、転勤だらけの働き方にふと立ち止まった時、故郷小豆島のタケサンから誘われたんです。当時自分と同じ年くらいの料理人達と仲が良くて、自分に技術がなかったから、料理をすることに興味を持っていました。それで、食に携われるということでUターンすることに決めました。

はじめの頃は、物を作ることと、コスト管理ができるようになるまで時間がかかりました。以前は大手の下請けが多かったのですが、自社製品を作るようになってから、はじめは営業と一緒に生協さんを回らせていただいて、少しずつ注文が入って売れるようになりました。自分が作ったものが出荷されて、お客様に喜んでいただけることが嬉しいですね。

地元の原料にこだわっていくと、どうしても足りなくなり、原料も自分たちで作るようになりました。これが農園の始まりです。今の農園で原料が足りなくなったら、地域の方と一緒に原料をつくること、地域の一次産業の一助になることが、地域の課題解決につながっていくと考えています。小さな会社なので全員が顔を知っていて、手を組んで協力していく必要があります。時代によって変化に対応していくために若い力を貸してほしい。小豆島という良い環境の中で、一緒に楽しい仕事をしませんか。

中島 徹

Toru Nakashima 50代

株式会社 島醸 製造部 次長(1987年新卒入社)

毎回違った条件によって出来ばえが違ってくるので日々勉強です

入社当時は、口下手で休憩室に入っていけずに昼休みも車の中で過ごし、打ちとけるまで数か月かかりました。三十数年の間に麹づくり、もろみの圧搾、生揚げ調整と様々なことを経験しました。タケサングループ及び他の小豆島の醬油屋にも出荷している生揚醤油は、毎回違った条件によって出来具合が違ってくるので日々勉強です。酵素力が高いと旨味が出る。今も毎日試行錯誤しています。

社員が少ないので家族のような感じで、趣味の話をしたり、和気あいあいとしています。20代の頃は、何回も辞めようとしました。それが30年以上続いたのは自分でも不思議です。子どもができて生活があることもありますが、融通が効きやすい会社であるとは思います。厳しい管理をされるわけではなく、自主性に任されており、休暇も取りやすいので、そういう部分も良かったのかもしれません。

昭和47年にできた会社なので、老朽化している面で大事な所はテコ入れをしていけたらと思っています。現場が好きですが、今はそうではない立場になっているので、生産計画や工場全体の計画など、そういう方面も頑張っていけたらと思っています。

平井 誠

Makoto Hirai 40代

タケサン株式会社 営業本部 大阪支店 チームリーダー(2004年新卒入社)

店頭にこだわりの新商品が並ぶ時、一番やりがいを感じます

大阪出身、親が食品メーカーに勤めていたこともあり、色んな試作品を食べるのが当たり前の環境で育ちました。自分の考えた商品を売ってみたいと思いが自然と出てきました。機械で量産化するような今の流れの中で、時間と手間を惜しまない商品づくりをしているタケサンに惹かれ入社を決めました。

現在の営業先は多岐に渡り、60社くらいを担当。市販用は、食品卸商社へ新商品を含む案内。量販店へのプレゼン・展示会に出展・通販事業・輸出関連業に案内をしております。業務用は、メーカー・外食産業などの開発職の方や資材担当者様との商談をしたり、お客様と一緒に商品開発に取り組んだりしています。一例として、全国チェーンのラーメン店に、醬油へのこだわり、作り手の想いと伝統、他のメーカーにはないものをアピールして、今までにない特色のあるラーメン作りを提案。結果として、うちの杉桶で作った醬油で「醬油ラーメン」を全国の店舗のメニューとして販売、お客様にも評価いただいております。

商品を開発導入に至るまでには、時間がかかりますし苦労や壁にぶち当たることが数多くあります。その度に、様々な経験をなされてきている工場や研究所、上司など色々な方にアドバイスをいただいて、ひとつずつ段階を踏んでクリアしていきました。食品業界は、トレンドのスピードが速くお客様のニーズも多様化しています。食品の販売チャネルの増加により、国内はもちろん、海外にも目を向ける営業活動をしていきたい。タケサンをもっと多くの人に知ってもらいたいですし、お客様と一緒に商品開発に携わり、個性溢れる商品を店頭に並べていきたいです。